メルクマニュアル18版 日本語版
検索のヒント
ABCDEFGHI
JKLMNOPQR
STUVWXYZ
記号

セクション

トピック

はじめに

下部消化管症状として,便秘,下痢,ガスおよび鼓腸,腹痛(急性腹症と消化器外科: 急性腹痛も参照 ),直腸痛または直腸出血(肛門直腸疾患を参照 )などがある。上部消化管症状と同様に,症状は生理学的疾患に起因するか,機能性疾患を示す(すなわち,広範な評価の結果,生理学的原因が見つからない)。機能性疾患の症状の原因は不明である。機能性疾患の症状を有する患者では痛覚障害が認められるということを示唆する所見がある;すなわち,他人が苦痛と感じないような感覚(例,消化管内腔拡張,蠕動)を不快と感じる。

排便ほど変化に富み,外部の影響を受けやすい身体機能はない。排便習慣は人によって大幅に異なり,年齢,生理機能,食事の影響,社会的および文化的影響を受ける。何の根拠もなく排便習慣のことばかり考えている人もいる。欧米では,正常の排便回数は2〜3回/日から2〜3回/週である。排便回数の変化,便の硬さの変化,便の量の変化,便の組成の変化(すなわち,血液,粘液,膿,または過剰な脂肪成分の存在)は疾患の存在を示唆することがある。

最終改訂月 2005年11月

最終更新月 2005年11月

ページの先頭へ

次へ: 便秘

イラスト
個人情報の取扱いご利用条件