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(アルベルト病;果後部滑液包炎)
アキレス腱前方部の滑液包炎は果後部(踵骨後方)滑液包の炎症であり,踵骨へのアキレス腱付着部の前方(深部)に位置している。
アキレス腱前方の滑液包炎は,外傷(例,硬い靴またはクッション材の不十分な靴)または炎症性関節炎(例,RA)に起因する。ときに踵の小さなびらんは,重症の炎症から進行することがある。
外傷によって生じる症状は急速に進行し;全身性疾患によって生じる症状は徐々に進行する。踵周辺の痛み,腫脹,熱感は一般的であり,歩行や靴の着用が困難となることもよくある。滑液包に圧痛がある。当初は腫脹はアキレス腱の前方に限局するが,やがて内側と外側に広がる。
母指と示指を用いて,アキレス腱前方の左右を圧迫すると,痛みを生じる。距骨結節後外側の骨折もアキレス腱付着部前方に圧痛を生じる。滑液包炎は,腱の隣接部位に限局化する熱感や腫脹と,主として軟部組織に限局する痛みによりしばしば骨折と鑑別する。さらにX線検査をして,RAまたはその他のリウマチ性疾患で特徴的な踵骨のびらん性変化と同様に,骨折を除外する。
可溶性コルチコステロイド/麻酔薬の滑液包内への注射と温湿布は有効なことがある。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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