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腫瘍は,隣接する骨または軟部組織の腫瘍が直接に拡大しない限り,めったに関節を侵さない。しかし,2つの病態(骨軟骨腫症と色素性絨毛結節性滑膜炎)は関節の内壁(関節滑膜)に発症する。これらは良性であるが,局所浸潤性である。いずれの疾患も単関節,最も多くは膝関節を侵し,滑膜切除術や関節内の異物の除去によって治療する。
滑膜骨軟骨腫症:
滑膜骨軟骨腫症は,多数の石灰化した軟骨遊離体によって特徴づけられ,それらは腫脹し痛みを伴う関節内に,普通米粒大以下の大きさで存在する。
色素性絨毛結節性滑膜炎:
色素性絨毛結節性滑膜炎においては滑膜は肥厚し,ヘモジデリンを含有し,それにより組織が血痕で染まっているような様相を呈する。この組織は隣接した骨に浸潤する傾向があり,嚢胞様の骨破壊を起こす。疼痛を管理することは困難である。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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