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胸部理学療法は,気道分泌物の移動および除去を促進するための,胸部叩打法,体位ドレナージ,振動など,体外からの機械的手技で構成される。これは,濃厚で粘稠なまたは小房状化した分泌物を除去するのに咳では不十分な患者に適応となる。例としては,嚢胞性線維症,気管支拡張症,肺膿瘍,神経筋疾患,下側肺領域における肺炎などが含まれる。
禁忌は相対的で,体位や操作に伴う不快感,抗凝固療法,肋骨や脊椎の骨折または骨粗鬆症,および最近の喀血などが含まれる。
胸部理学療法は呼吸療法士によって行われることもあるが,その技術を患者の家族に教えることもしばしばある。最も一般的に用いられる方法は,体位ドレナージと胸部叩打法で,特定の肺葉または区域からの分泌物の排出を容易にするために患者の体位を回転させ,その間,手をくぼめて叩きながら停留分泌物を軟らかくして,動かし,喀出,または排出させる。この手技は,患者にとってやや不快で疲れるものである。胸部叩打法の代わりに,その有効性はまだ証明はされていないが,機械的振動,加圧ベスト,呼吸パターンのコントロール,気道開通性を維持するための呼気陽圧装置,および痰を移動させるための超低周波気道振動装置などがある。
合併症はまれであるが,体位に関係する低酸素症および肺の他領域からの分泌物の吸引である。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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