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環境性肺疾患は,塵,アレルゲン,化学物質,ガス,環境汚染物質などを吸入することで生じる。肺は絶えず外部環境にさらされ,多くの環境性疾患にかかりやすい。病理学的変化は,気道(例,職業性喘息,反応性気道機能不全症候群,毒素吸入),間質(例,塵肺症,過敏性肺炎),胸膜(例,アスベスト関連疾患)など肺のどの部分にも起こる。
職業性および環境性呼吸器疾患の予防は,暴露を減らすことが中心となる(一次予防)。それには,管理によるコントロール(例,有害な状況下にある人の数を制限する),技術的コントロール(例,囲い込み,換気システム,安全な清浄化法),代用品の利用(例,より安全で毒性の低い材料を使う),呼吸保護具の利用などが含まれる。
多くの臨床医は,レスピレータまたは呼吸保護具(防塵マスクまたはガスマスク)を使用している患者は保護が十分であったとの誤った考えをする。レスピレータは,特に新鮮な空気がタンクまたはエアホースにより供給された場合には,事実ある程度の保護にはなるが,その有効性は限定的で特異的である。レスピレータの使用を勧める場合には,臨床医はいくつかの要素を考慮すべきである。心血管系疾患のある労働者は,激しい労働を要する仕事を,特に自給式呼吸器装置(タンク)の装着が必要であれば,行えない可能性がある。密着型の,装着者がフィルターカートリッジを通して空気を吸い込むレスピレータでは,呼吸仕事量が増加し,喘息,COPD,または間質性肺疾患の患者では特に問題となる。
医学的監視は二次予防の一形態である。治療が長期的な影響を減らす助けとなる可能性がある場合は,疾患を早期に発見できる医学的検査を労働者に行うこともある。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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