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表在性静脈血栓症は,上肢もしくは下肢の表在静脈,またはそれほど一般的ではないが胸部もしくは乳房の1本以上の静脈(モンドール病)の血液凝固である。
上肢の表在性静脈血栓症は最も一般的には静脈内カテーテル留置により起こる;下肢では,特に女性においては静脈瘤が主な危険因子であるようである。表在静脈の血栓はめったに重篤な合併症を起こさず,塞栓もめったに起こさない。
典型的には患者は,触知できる正常な表在静脈に隣接する,しばしば痛みまたは圧痛を伴う硬化した表在索条を呈する。上を覆う皮膚は通常温かく,紅斑がみられる。様々な時点で腕,脚,胴部の正常な静脈に発現,消失,再発する遊走性の表在性静脈血栓症は,膵癌およびその他の腺癌の可能性のある前兆である(トルソー症候群)。
診断は病歴と身体診察に基づいて行う。治療には伝統的に温湿布とNSAIDを用いるが,局所麻酔による局所の血栓除去術は非常に効果的である。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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