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耳痛は,(外耳または中耳を含む)耳科的原因から生じるか,離れた部位の疾患の経過中に耳に放散する非耳科的原因から生じる(耳に問題がある患者へのアプローチ: 耳痛の原因表 1: )。慢性的な痛み(例,2〜3週間以上)がある場合,特に高齢患者では,腫瘍を考慮しなければならない。
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表 1
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耳痛の原因
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位置
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状態
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病歴
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身体診察
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| 耳科的原因 |
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中耳または乳様突起
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中耳炎,急性中耳炎,慢性中耳炎
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先行するURI
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鼓膜の膨隆,発赤膜
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急性気圧性中耳炎(圧外傷)
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飛行機旅行やスキューバダイビングなどの気圧の急激な変化
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鼓膜または鼓膜の裏側の出血
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急性耳管狭窄
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鼻閉を伴うまたは伴わない,ゴボゴボ,パチパチ,ポンという音
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片側の伝音難聴および鼓膜の可動性低下
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急性乳様突起炎
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発熱,耳介後部の痛み,耳漏。URIの既往,治療が不完全または不適切な中耳炎
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発熱,耳介後部の腫脹および動悸に伴う圧痛。ときには,耳介の下方または側方変位,外耳道の後方部分の浮腫
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外耳
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外耳炎
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特に泳者,糖尿病患者,脂漏性皮膚炎患者における,外耳道に限局される耳痛
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外耳道の紅斑,浮腫;耳珠の動きに伴う鋭い圧痛,および粘度のある白い耳漏
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水疱性鼓膜炎
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突然の痛み,ときにはヘルペスの既往
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鼓膜の小水疱,ときには耳珠に隣接する疱疹性病変
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耳垢,詰まりもの,または異物
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難聴を伴い,その他の症状を伴わない漠然とした痛み
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視診
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非耳科的原因
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癌
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上咽頭,咽頭,扁桃,舌根,喉頭
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しばしばタバコおよび/またはアルコールの摂取
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様々である;ときには片側性または寛解型の中耳の滲出液
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感染
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扁桃咽頭炎,扁桃周囲膿瘍,またはその他の口腔咽頭の膿瘍
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嚥下に伴う痛み
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咽頭の紅斑およびときに腫脹
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神経
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神経痛(三叉,蝶口蓋,舌咽,膝)
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重度の電撃様疼痛発作
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なし
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その他
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扁桃摘出またはアデノイド切除後
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手術歴
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様々である
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顎関節疾患
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顎運動に伴う痛み
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円滑な顎関節運動の欠如;開口障害
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耳管狭窄は,中耳内圧と外気圧の間の平衡を妨げ,周囲の気圧の変化に伴う痛みを引き起こす。中耳炎は,粘膜に痛みを伴う炎症を引き起こし,中耳内圧の上昇からの痛みを生じ,鼓膜の膨隆を伴う。
評価
病歴と身体診察:
耳の検査結果が正常な場合は,関連痛の原因を,外耳や中耳の感覚をつかさどる脳神経(第5,第9,第10)からの感覚支配を受けている区域で探す。具体的な区域としては,鼻,副鼻腔,上咽頭,歯,歯肉,顎関節,下顎,耳下腺,舌,口蓋扁桃,咽頭,喉頭,気管,食道などがある。
検査:
耳科的原因は通常,耳鏡検査時に診断される。非耳科的原因では,臨床所見に応じて,聴力検査,前庭機能検査,歯のX線写真,頭部,側頭骨,頸部,副鼻腔のCT,MRIなどの検査が必要になる。
治療
原因疾患を治療する。痛みは経口鎮痛薬(例,NSAID,アセトアミノフェン)で治療しうる。顎関節疾患の患者は,同疾患の治療経験を積んだ歯科医の診察を受けるべきであり,症状が出ているときはチューインガムや硬い食べ物を避けるべきである。
耳痛は,耳洗に起因する外傷によってしばしば引き起こされる。患者は耳洗を行うべきでないが,医師からの指示を受けた場合に限り,静かに行う。口腔洗浄器を耳洗に使用してはならない。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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