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表面痛はちくちくする感じ,または異物感として自覚され,眼瞼,結膜または角膜の異常が原因であることが最も多い。深部痛はしばしばうずく,またはずきずきすると表現され,重篤な場合があり原因究明が必要である。眼の深部痛の原因には,緑内障,ぶどう膜炎,強膜炎,眼内炎,眼窩蜂巣炎,眼窩偽腫瘍がある。まれに,未矯正の屈折異常や調節機能障害が鈍痛を引き起こす。片頭痛および副鼻腔炎がときに眼に関連痛を引き起こす。
頭痛,悪心または嘔吐,光輪に伴う疼痛は閉塞隅角緑内障を示唆する。羞明および毛様充血を伴う疼痛はぶどう膜炎を示唆する。患者が睡眠中に眼が覚めるほどの刺すような痛みは強膜炎を示唆する。著しい視力低下を伴う疼痛および最近の眼手術歴は眼内炎を示唆する。
5〜6mmに散大した瞳孔および高眼圧を伴う,曇った(例,半透明の)角膜は閉塞隅角緑内障を示唆する。細隙灯顕微鏡検査での前房の細胞およびフレアの所見はぶどう膜炎の診断に役立つ。強膜浮腫は強膜炎を示唆する。最近の眼手術歴を伴う膿性眼脂,前房内の白血球(前房蓄膿),硝子体炎は眼内炎を示唆する。疼痛,眼球突出,CTでの眼窩内の炎症は,眼窩偽腫瘍を示唆する。
必要があれば,患者の眼圧測定および隅角検査を行うべきである。細隙灯顕微鏡検査では前部強膜の浮腫(前部強膜炎)を,Bモード超音波検査では後部強膜の浮腫(後部強膜炎)を検出できる。眼窩偽腫瘍が疑われるときにはCTが必要となる。眼内炎を診断するために硝子体液の吸引および培養が行われる。
治療は基礎疾患の管理であるが,弱い鎮痛薬(例,非ステロイド性抗炎症薬,アセトアミノフェン)が有用な場合がある。診断的検査により重篤な疾患が除外され,屈折異常または調節機能障害を有する患者は屈折矯正用レンズに反応する可能性がある。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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