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手足の皮膚炎は単一の疾患ではない。むしろ手足の皮膚炎は,複数の原因の1つが手および足を選択的に侵す皮膚炎として一括できる。
患者はしばしば手または足に孤立性の皮膚炎を呈する。原因には,接触皮膚炎,真菌感染,乾癬,疥癬がある;一部のものは特発性である。診断は,ときに部位および皮膚病変の臨床像から推定できる(
皮膚炎: 手皮膚炎の鑑別診断表 3: を参照)。可能であれば,全ての手足の皮膚炎の治療は,根底にある原因に向けるべきである。コルチコステロイドまたは抗真菌薬の外用を経験的に試みることもある。患者は,長時間水と接触することも避けるべきである。
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表 3
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手皮膚炎の鑑別診断
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部位
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紅斑および鱗屑
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膿疱
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小水疱
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手掌
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指尖湿疹
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異汗性皮膚炎
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手皮膚炎の鑑別診断
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過角化性湿疹
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感染(細菌性)
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異汗性皮膚炎
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剥脱性表皮剥離
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乾癬
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乾癬
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白癬
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手背
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アトピー性皮膚炎
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感染(細菌性)
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イド反応
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アレルギー性接触皮膚炎
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乾癬
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疥癬(指間)
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慢性単純性苔癬
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疥癬(指間)
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貨幣状湿疹
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白癬
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乾癬
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白癬
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異汗性皮膚炎 の特徴は,手掌,指の側面,足底にみられるそう痒のある小水疱または水疱である。小水疱形成の後に,しばしば鱗屑,発赤,滲出液が出現する。汗疱は水疱を伴う重症型である。原因は不明であるが,真菌感染,接触皮膚炎,足白癬のイド反応がよく似た臨床像を示すことがあるので,除外すべきである。治療は,コルチコステロイドの外用,タクロリムスまたはピメクロリムスの外用,抗生物質の内服,紫外線照射である。
剥脱性表皮剥離は,手掌および/または足底の疼痛を伴わない斑状の表皮剥離である。原因は不明である;本疾患は自然に消退するので治療は不要である。
過角化性湿疹 は,手掌の厚い黄褐色の局面で,ときに足底にも生じる。原因は不明である。治療は,コルチコステロイドおよび角質溶解薬の外用,ソラレンの内服を併用した紫外線Aの照射(PUVA),レチノイドである。
イド反応 とは通常手指の側面に小水疱が現れる現象で,手指以外の部位に存在する活動性のある皮膚炎に反応して生じる。原因はアレルギー性反応かもしれない。
“主婦湿疹”は水仕事の多い人に出現する。主婦湿疹は皿洗い,洗濯,赤ちゃんの入浴で悪化するが,その理由は,弱い洗剤や水であっても,それに繰り返し曝されたり,ゴム手袋をはめて長期間汗をかいていると,皮膚炎のある皮膚を刺激したり刺激性接触皮膚炎を引き起こすからである。
最終改訂月 2005年11月
最終更新月 2005年11月
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