メルクマニュアル18版 日本語版
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リンパ管炎

細菌性皮膚感染症: リンパ節炎も参照 。)

リンパ管炎は,末梢リンパ管に生じた急性細菌感染(通常はレンサ球菌性)である。

細菌は擦過傷,創傷,合併している感染症(通常は蜂巣炎)からリンパ管へ侵入する。基礎にリンパ浮腫がある患者は,特にリスクが高い。赤く不規則で,熱感と圧痛を伴う線条が四肢に出現し,それが末梢にある病変から所属リンパ節に向かって近位に拡大して,典型的な場合はリンパ節が腫大して圧痛を伴うようになる。全身症状(例,発熱,悪寒戦慄,頻脈,頭痛)を生じることがあり,皮膚所見から考えられるより重症なこともある。ふつう白血球増多がみられる。菌血症を生じることもある。まれに,リンパ管炎に続発して,化膿を伴う蜂巣炎,壊死,潰瘍が罹患したリンパ管に沿って出現する。

診断は臨床像で行う。病原菌の分離は通常不要である。大半の症例は,レンサ球菌に有効な抗生物質に速やかに反応する(細菌性皮膚感染症: 蜂巣炎を参照 )。

最終改訂月 2005年11月

最終更新月 2005年11月

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