メルクマニュアル18版 日本語版
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ヘモグロビンE症

ホモ接合体ヘモグロビンE症(異常ヘモグロビン症―溶血による貧血: 異常ヘモグロビン症を参照 囲み解説 1: 囲み解説)は,通常脾腫を伴わない軽度の溶血性貧血を引き起こす。

ヘモグロビンE(α2 β22 6glu→lys)は全世界で3番目に多く存在するヘモグロビンで(ヘモグロビンAとヘモグロビンSの次),主に黒人と東南アジア人(ホモ接合体疾患の発生率が15%を超える)の集団に多いが,まれに中国人集団にも存在する。ヘテロ接合体(ヘモグロビンAE)は,無症状である。ヘモグロビンEとβサラセミアのヘテロ接合体患者はSサラセミアまたはホモ接合体ヘモグロビンE症よりも重度の溶血性疾患を有し,通常脾腫を伴う。

ヘテロ接合体(ヘモグロビンAE)では,末梢血の日常臨床検査の結果は正常である。ホモ接合体では,著しい標的赤血球を伴う軽度の小球性貧血が認められる。ヘモグロビンE症の診断はヘモグロビン電気泳動による。

最終改訂月 2005年11月

最終更新月 2005年11月

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